明治二十六年十一月二十八日夜十一時二十分頃
刻限御話

さあ/\未だ/\そんな事や/\、未だ/\そんな事や/\。未だ定まらんな/\。さあ/\もう/\定めて貰わにゃ、いつまでもそんな事ではならん。早く締まり付けてくれ。締まりが第一。もう締まりさえ出来たら連れて立つ。その覚悟せにゃならん。締まりと言うても一寸の締まりではいかん。締まりというは、一人でも二人でもいかん。それ/\心の理を集め。いつまでもどんならん。さあ結び置く/\。頼め/\。頼んだら直きや。道が付いたる。あれとこれと結んだるで。談じ掛け談じ掛け。これが一つの台。又始め掛ける。さあ/\話し掛ける。万事の事までさしづ。それ/\道を付けてやれ/\。内一つの締まりさえ付けたら、何も言う事無い。大層な普請をさした。大層々々。何も大層やない/\。長くの道も経ち越し、ならん/\中から寄せ掛け、伏せ込んだが、よう/\伏せ込み、どんな事とも分からず、皆先の事言い掛ける。目に見えん聞いたばかり、人が遠い所へ行って来て話するのを聞くようなもの。めん/\その場に行かねば成程の理と分かろうまい。さしづという、皆先の事ばかり言うて置く。悩めてなりと痛めてなりと、話したる理に運ばす。今日までは長い日後々思えば短い。指折り数えてみよ。よう/\と言う。五六年前艱難の道も通してある。あたゑというは、どうしてくれこうしてくれと言わいでも、皆出来て来る。天よりの理で出来て来る。遠い所にも出来てある。近い所へ出来たら分かるやろ。いつまでもこうと思うて居たら違う。これまでとんと分からん勝。どんなさしづもする。さしづ通り出来て来る。何にも彼も話し、もう又皆帰る。皆話してくれ。義理や人目で付く者もあろうまい。これだけ話して置こう。こんな事よう出来たと思うやろ。あたゑ/\、皆誠々の理を積んだ一つの理、この話皆んな一つ/\話してくれるよう。

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