明治二十六年十一月十一日
土佐卯之助重ねての願

さあ/\だん/\事情以て尋ねる処、前々事情諭したる。又一時事情一つの事情あれこれ事情通りて来て、事情案じという一つ事情、一時心得までの事情、これまで所にては危ない処、どういう処通して来たる。今一時一つ事情、ほうと心に思う。心と/\心咎め心咎める事情と言うは、よく事情聞いて置かにゃならん。もう一つ話して置こう。よう聞き分け。どうでもこうでも何でも彼でも、いつ/\まで一つ何となあ。精神遂げられん、心の理が遂げられん。だん/\間以て自由と言う自由と言う/\。心あれど心と言う理、一つそこで一つ理が拵える事情、これ心掛けば又つい/\にて身に障る。これは第一これを聞き分け。身に障る事情はどうもならん。五年七年楽しみ/\は鮮やかならん。これ諭し置こう。よう/\年限経って十分々々理、生涯末代頼り。よう聞き分け。そこでこれから一つ諭し置こう。身上障りある処まで許し置こう/\。三年五年身上治まりある。その又身は心得ん。心得んにゃ一時定めにゃならん。これだけ定め。さあ/\心置き無う/\さあ/\。

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