明治二十六年十月三十一日
山沢為造身上の願

さあ/\尋ねる事情/\、身上理を尋ねる。前々以て理を諭したる。一つ成る/\、一つ成らん/\。一つこれまで事情一時道、一つも早く事情にてはだん/\心ある。身の処心得ん事情、身は案じる事要らん、案じてはならん。よう事情聞き分け。どんな事でも見れば一つ理を分かる。見やにゃ分からん。これ事情聞き分け。日々の処である。これまでと普段変わりてある。これから思わく、これから聞き分けならん中ではない。どうせにゃならん中ではない。めん/\これまでとは変わる。大きな事に諭しよう。今までの事と一つ理が変わる。これから暫く長い間でない。暫く心掛け。もう内々一つ万事一つ暫く扱わにゃならん、見分けにゃならん。又一つそんだらめん/\まゝにならんと思うなれど、そうやない。万事今までと変わると言うたらどうと思う。身に不足ありたら身の案じどうもならん。何時刻限聞かすとも分からん。なれど刻限遅れる。夜分といえど半端でどうもならん。そこで身の処尋ねる事情はどうでも刻限掛かる。刻限めん/\身上に掛かるはどうと思う。成るも成らんも聞き分け。又一つめん/\事情たゞ一つ子供やしきたゞ支配人、子供支配人始め掛けたら又始まる。今日はこれだけさしづして置こう。身は案じる事要らん。

FavoriteLoadingお気に入りに追加

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です