明治二十六年十月七日(陰暦八月二十八日)
本席御身上に付おさしづ下され、それ/\一から十までというさしづもあり、且つ本席御身上障り有り、その外事情申し立て願
さあ/\尋ねる処/\、尋ねにゃなろまい。まあ/\どういう事であって、こういう事でありて、何であったやら分からせん。あってから後の事、見えん先から知らし置く。何年先の事知らし置く。よう聞き分け。まあ一寸に何が事情で、この中にどういう事情で、この中に皆日々待ちて/\、所国々楽しんで出て来る中に、待ち待ち何でもと言うて出て来る中に、席止まればいつまでもと言う。取り/\の理になりて、早く理に諭すなら、又一つあれこれ一つ理に集まらず、よう聞き分けて、どうでもこうでも澄まして/\、澄ましたら中抜かにゃならん。皆事ばかり取りてこれ集まりたる処、集まりたる中に一つ変な話掛ける。今の理これは世界一つ理、何処からどういう事思う。事情は一時、なれど前々諭してある/\。諭してある理、程無う/\出掛ける/\。事によって重き理もあれば軽い理もある。よう聞き分け。出た者が帰るは当たり前。出た者帰らねば、幾重道失うやら分からん。我が子と諭して世界盛んでと言うは楽しみ、小首傾げて思やん/\。一つではならん。たゞただ知らん中から理出たもの。そこで堅いものは堅い、柔りこいものは柔りこい。心前々世界風引いた。何であろうか。これまで先道々、年限諭してある。先道出るよう聞き分け。これから先という、彼処にどういう事ある、何処其処にこういう事ある。びっくりせにゃならん。びっくりせにゃならんというは、どういう事と又思う。びっくりしたような善き事あれば、いろ/\ある。そこで先に心に治めてくれ。中の中から出る/\。一寸治め難くい。よう聞き分け。出た者帰るは当たり前。出た者帰らんという、これ聞き分け。どういう事追々話、何時出るやら分からん。