明治二十六年九月七日
諸井国三郎前日身上のおさしづより心得のため事情願
さあ/\尋ねる事情/\、前々に身上事情ありて尋ねたる処、いかなる事情、まあ一時事情、その事情案じ無きというは、案じはさら/\無い。さしづ聞き分け。身上事情ありてこうと定めて直ぐと言う。又候それさしづと言う。どれだけさしづ、危なき無いという理聞き分け。案じれば切りの無き、尊き大き理、粗末にはせん。なれど善き理と悪しき理と理を拵えんよう。尊き事情、どうと思やん出て来る。後も先も分からん。多くの中、だん/\事情ありて入りて来る。入りて来るやない、連れて帰る。心得まで諭し、暫くどういう事諭すも、今一時の道理だけ定めさせ。外々果てるに果てられん。あちらに堰ある、こちらに土居あり、世界通り難くい。初め今日の日照らすがよい。今日の日照らせばあわてる事分かりたる。一日の日勤まりたる理、どんな事知りたる者あれば、知らん者心にせん。恥あると吹き出す処聞き分け。もう暫くの間、いつまでと違う。天然一つの理聞き分け。万事取り締まり第一。
東の方へ派出に出て居る事情願
さあ/\こらまあ今一時の処、一度の処付け掛けてある。こら急く事要らん、急いて急く要らん。めん/\始めたるに、皆芯無けにゃならん。事情定めてこれまで深き事情ありて諭せにゃならん。さあ/\こらまあ今一時の処、一度の処付け掛けてある。こら急く事要らん、急いて急く要らん。めん/\始めたるに、皆芯無けにゃならん。事情定めてこれまで深き事情ありて諭せにゃならん。