明治二十六年六月十三日
分支教会長より本部普請の事情議決に付願

さあ/\尋ねる事情/\、まあ前々よりも話伝えたる。広いと言う、狭いと言う。あちらも一寸、こちらも一寸、ぢばを定め掛けたる処、どうも思うは理。思わにゃならん。なれど他に事情を持って運び掛け。どうでも分からんから他に運び掛け。思うようにしようやないかい。一寸なる事は難しい。難しい事はない。多くの口が開いたぞう。大変困る事ある。そこで事情小さい話から取り掛かり、所々運び、どうでも所運ばにゃならん。他に事情来たそよと言う。精神は受け取る。なれど、いつまでにどうせにゃならん、と、これは言わん。天然で成りて来る/\。これまで狭い地所であって随いて来た。年限重なり世界道と言う。あちらの端、こちらの端寄せ掛け。事情一寸三分処は、これまで些か七分と言う。天然というは、縄を張って何間何尺定めたるようなもの。一つ世界理の下ろしたる処、先々より始め掛けにゃならん。時節治まらねばいかん。精神定め掛けたる。僅かの年限心の理は受け取りてある。これから何年先どうせにゃならんと言うは理、精神は受け取る中にと言う、いつまでと言う、もう十年祭一つふしとも言う。一つの理である。これまで相当追々の心尽したから、今日の道長らえ、年限短い。三分と言う。これから七分というは理が七分。事は振り替わりてある。三分の理は七分、七分の理は三分、道理あれこりゃの理は分かろうまい。僅かは七分、多くは三分、急くと三分が七分になる。急かず/\追々の力を添え、それ、三分と七分と大変違う。七分いつの間にやらと言う。急いてはいかん。それより所々にて長い心を持って、これだけさしづありた。急くも道、急かんも道、年限いつと/\年限切らず、一つ掛かってくれるがよい。

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