明治二十六年六月六日
山本利三郎身上事情願
さあ/\尋ねる事情/\、もう万事事情というは、一寸一度二度やあろまい。これまで何度諭したる。めん/\掛かり、又小人掛かり長らえての道すがら、その日よい/\と心どうもならん。一時成りてからどうもならんから、小人何度事情諭したる。二度や三度やあろまい。その時/\のさしづ出して事情合わせてみよ。よう聞き分け。道に入りてこれまで前々事情と、これから合わせ、怖わき恐ろしいと諭したる。前々伝えたる。何度事情見て今の事情合わせて、又一つ事情何でもさんげえ、第一事情これ留まる。いかなるも改心、いかなるもさんげえ、これ諭し置こう。
押して願
さあ/\救かる救からんは尋ねるまで。よう聞き分け。難で死するも/\、前々聞いて治めて世界と言う。一代持ち越し、二代持ち越し諭す事情、一時分からねば諭すまで。重々の中に古き迫る、元所暮らす事情迫る。これ聞き分けて、それ/\休まり。休まれば、又身上休まる。これ事情聞き分けにゃならんで。さあ/\救かる救からんは尋ねるまで。よう聞き分け。難で死するも/\、前々聞いて治めて世界と言う。一代持ち越し、二代持ち越し諭す事情、一時分からねば諭すまで。重々の中に古き迫る、元所暮らす事情迫る。これ聞き分けて、それ/\休まり。休まれば、又身上休まる。これ事情聞き分けにゃならんで。