明治二十六年五月六日
本席身上腰の痛みに付願
さあ/\だん/\尋ねる処、さあ/\身上という事情に知らしある。いかなるも知らしある。前々以て知らしある。どういう事と思う。思うから尋ねる。折と言う時と言う。それ前と言う以てさしづと言う。身上事情あれば尋ねにゃならん、尋ねて運ばにゃならん。三度四度までは許し置く。許し置くが身上に絡まる/\。理に絡まる。これ二つの理を聞き分け。もう程無く帰る。帰ったら十分一つの理を尋ねてくれにゃならん。どう言うものと思う。よう事情聞き分け。皆思う理は一つ、運ぶ理は一つ、どうという理は一つ、これ三つの理が絡まれる。許さん許されんというは、自然の理で許されん。許し置いて、安心運んでこうと言えば案じは無い。もうこれから一寸遠ぬくと思うやなれど、又々それ/\運ぶ。一つ心得のため諭し置く。上の空に凭れられようまい。上の空のように聞いて居る事出けん。付けた義理と言う。誠一つ離そうにも離されん、これ第一と言う。席日々事情あれば、日々やれやれと言う。積み重ね立つ事情、理が発散せねば何処へ掛かるやら、どうとも分からん。時々の理に諭し、そこで五度の理までは許す、なれどこれよりどうもならん。程無う帰るから理に持って尋ねてくれるよう。よう事情聞き取りてくれるよう。