明治二十六年四月十三日
昨冬教長の御供致し東京へ運び事情に中人の事情に付内務省社寺課長への運びの願(前川菊太郎、平野楢蔵、清水与之助)
さあ/\だん/\事情、数々の事情、一寸にはどうなると思う。何も案じる事は要らん。案じてどもならん。深い中の長い意味と言う。前々尋ねて踏み出す処に知らしたる。元々それ/\の事情を伝えて一つと言う。それに一寸の相違してある。通る処はどんな道も通る。一人一名の処は精神の理を以て、一寸治めてくれるがよい。外に何にも気に掛ける事要らん。もうこれと芯を定めた。一人はどうなる。何もならせんで。潰すが潰れるか、これまでの事情道すがら、道を聞き分け。心に精神を持ってこれ台と言う。もう十分と言うてある/\。中に一つと言えば案じる。案じてはならん。それ/\高い所へ橋を掛けたる処あろう。旬々それ/\運び、幾重の道見える。蓋を取って見せる。一人なあという処、安心もせにゃならん、さゝにゃならん。腰掛けては互い薄い。これ一つ精神を定めてくれるよう。
押して出立の願
さあ/\又々それ/\事情、前々の事情、それ/\掛かり十分一つ。今日と言えば今日、明日と言えば明日。案じる事は要らんで。案じた分にはならんで。さあ/\又々それ/\事情、前々の事情、それ/\掛かり十分一つ。今日と言えば今日、明日と言えば明日。案じる事は要らんで。案じた分にはならんで。