明治二十六年四月三日
山本利三郎妹おまさ左の腕痛み事情の願

さあ/\尋ねる事情/\、身上不足なりたる処、いかなる処、たゞ一日一つと言う。これまで長らえて事情と言うであろ。よう聞き分け。身上不足なる。いかなる思う処、いかなる事も分かろうまい。これまで長らく聞き流し、見流し、日々通りたる処思い出し、行く行かず、成る成らず事情思い出し、聞き分け。どんな事でも皆めん/\心通り見通り、長らく道と言うであろまい。どれだけよく/\事情諭してくれ。これまで親もあれば、兄弟通りたる処、心にだん/\思い出し、ざんげ早く、いかなる事も一寸であろまい。だん/\事情はいつ/\までやない。親はこれではならん、これではいかん。いかなるも諭せ。よう聞き分けて、それ事情治めてくれるさしづして置こう。

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