明治二十六年三月五日
山沢為造咳が出で痰が支え、目少し霞み事情の願
さあ/\尋ねる事情/\、身上という、一寸心得ん、どういう事と思う処、どんな事でも尋ね。尋ねば諭という、内々それ/\諭という、一時変わらん。あちらという、こちらという、立てやう/\分からんと思う処、あら/\こうという。一つ治まれば治まる事情、これ一つ治めてくれ。一つ事情、めん/\心得ん。尋ねば一時長い年限やない。又々事情ある。人の事は我が事、これ一つ/\聞き取りて案じる事要らん。先長く楽しみ、先長く安心と心落とし着けてくれ。これ一つ聞き取りてくれるよう。