明治三十四年九月二十七日
過日より永尾よしゑ身上障りに付願
さあ/\尋ねる一条/\、さあ身上一ついかなる事/\、長らえて/\よいかと思えば又なあ/\、だん/\日遅れ/\の処々、どうでもこうでも尋ねにゃ分からん。何よの事も尋ねにゃ分からん。身上一つとして諭し掛ける/\。いかな事もしっかり筆に留め/\。いかな日も詰んで来た/\。どんな事も詰んで来た。うっかりしては居られん。日柄十分詰んで来た/\。たゞ身上と言うて出て来る/\。尋ねてくれと言う、願うてくれと言う。どういう所からも来る。この身上一つ一時尋ねにゃならん。事情忙わしいな/\。今日は詰んであると言えばそのまゝ。世界の者遠い所は一時にしてやらにゃならん、運んでやらにゃならん。忙わしいて日々第一ようよう尋ねる一つ理、いかな事も聞き分け/\。これまでとんとどうもならん。ふわ/\したもの。これから万事何かの事も取り決まり/\、存命どういう事も諭したる。どういう事も結ばにゃならん/\。道として順序よく聞き分けて、年限数えば、古い長い何年後道は分かりあれど、発端道始め掛け、どういう処こういう処、道の順序一つから、万事事情も世界理も世界何ようも世界。この事情聞き分けにゃならん。しっかり聞き分け。あら/\一寸々々の話ほんのにをいがけのようなもの。内々である/\。とんと分からん。しっかり改め。順序諭し置く。よう聞き分け。席身上と言うて願うた/\。どんなさしづこういうさしづとそんな諭してはならん。誰が見ても聞いても、皆ほんにそうやなあと諭せにゃならん。皆勝手々々ではならん。これからどうでもこうでも、何でも彼でもしっかり改め。ほんにそうやなあという処諭し掛けるによって、一点打って印し掛け。さあ/\ようしっかり聞き分けてくれ。どんな事も聞き分けにゃならん。幸々の席を以て話し、又写したものは大いに違う事もあろう。実際は、あら/\見たんと同じ事。正物に一つの理違う事あろまい。時々事情話したい諭したいなれど、どうもならん。席始めた順序話し掛ける。さあ/\よう聞き分け。存命の間というものは、何も楽しみ無くして通りた道、諭し掛ける。艱難苦労分かり無くてはならん。大きな者余儀無く事情で身をかくれた処々、どうでも残念々々で暮れた。又、一つ理よう/\残したる事情、一人残したる者に日々入り込んで働かし/\、思えば思う。はっと思えばはっと。神というものはどうせこうせは言わん。なれど、成って来るは一つの道、身上というはよいかと思えば又々日々の処切なみの処は、道という処から聞き分けば分かる。皆んな寄り合うて居る中に、女一人子供二人、これ容易で通れん。陰から引き廻すから、どうでもこうでも成るが道/\。これ聞き分け。身上の処案じた分にゃならん。諭し掛けたる事情、刻限と言うて諭せん/\。これからあら/\説き切る理にあたわにゃ直ぐ答え/\。皆立ち寄って究めにゃならん。聞きながら聞き流しではならん。年々の処月々という、月の祭祭典大祭という。月々勤める道という処から出たこの道、やしきこのやしきへ入り来る這入り来る年限見て分かる。この一つ理聞き分け。もう待ち兼ねて誰と/\という人までさしづせにゃならんようになりたる。月々祭典つとめという。古い者居る、又中途の者居る。誰ならん彼ならん、彼ならんとは言えようまい/\。この一つ理聞き分けにゃならん。皆々揃うて男女という。何役何役あら/\分かり、あれでほんに陰からしてるも同じ事、表と言うて仕切った事は無い。大き成れば大き成る。ふわ/\した事ではどうも一つ諭す事出来ん。一つ切り諭し置く。よう聞き分け。皆同じ事。鳴物事情々々、皆揃うて同じ事情。古き者出さにゃならん。皆楽しんで、もう日が来にゃならん、という古き事情。又前々以て、鳴物一条さしづした理ある。皆、初め雛形と言えば、余程であろう/\。中に一つ雛形の内に、又内々ある。誰々、前一日前からちゃんと定めてと、伝えてある。その日になりてから、どうこうと言う。そんな事ではならん。今の処あら/\後何してるやろう。分からん。これを取り決まる/\。幾度という。一度には出られやせん。前日ちゃんと決まりして、何人決まりして出れば皆嬉しい心であろう。その日来てあちらへ添い、こちらへ添え、とんと不安な者誰々二つの理ある。誰と誰と言わいでも分かりある。この中の区域々々分かりてありて、押せ/\では分かり無い。これ決まり最初控え、又中に一人出たいと言えば出たらよし、今日は出よまいと言えばそれでもよし、これはこれまで書取に出してある。調べてみれば分かる。その中に諭したる事ある。席という/\席に着いたる人という区域、分かるか分からんか。分からにゃ分からんと言え。理という理が分かろうまい。こらこうと答えするまで。返事待つで/\。
一人と一人という処、どういう処でありますや
さあ/\分からん/\。分からねば分かるまで諭し置こう。又、分かりても、どの理どういう理と答えるまで諭す。答えて真に分かりたら、筆に留め。
席と言うてある。何年以前貰い受け、地所の処、ぢば分かるか分からんか。尚行なう処分かろまい。親という子という、この理分からん。この理すっきり分からん。つとめ/\皆今日は出ようと思えば出たらよいで。出よまいと思えば、出やにゃよし、俺も/\わしも/\ではならん。前一名定めたる。後二人々々々、これ等は皆中に一つ理にこの区域有るものか無いものか。これ一つよく聞き分けてくれ。
あと二つ小梅とまさゑとでありますか
さあ/\改める/\。すっきり改める。これ等は、出ようと言えば出たらよい。出よまいと思えばよし。どうでもこうでも一つ台つとめ。又後々子供聞き分け。伏せ込んだら後嗣いだるも同じ事、二人出ようと言うたら出るがよい。出よまいと言うたら出やんがよし。この道理分かりたら分かりたと答するがよい。この理分からにゃ何遍でも尋ね返やせ。こらこれ前より言うたる。明日は誰々名出して定めるまで。今日はわし出して貰おと言うは、そのうち決めて出すがよい。この理分かりてない。これも同じ理。席と言うて伏せ込んだる理も、同じよう取り計らわにゃならん。
宵の日にちゃんと決めまして出るように致します、と申し上げ
さあ/\もうこれ聞き分けにゃならん。もうこうして仕切りて一致出来たら、大いに守るが道。聞き分けずと、そんな事と聞き流ししては、とんと分かり難ない。さあ/\、まあ一つあら/\分かりたら分かる。女一人で子供二人掛けて行くは容易やない。これに添う者いつ/\までと思うた中に余儀無く事情。又後見難くい。こんな事して、せいでもよい/\と言うやろうなれど、思やん/\してみよ。来る者に来るなとは言えん。又頼んでも来るものやない。これよう聞き分け。あらそうと見遁してならん。見遁しては越すに越せん。越すに越せん事ありてはならん。この理よう聞き分け。聞き損いありてはならん。あちらから来るこちらから来る。来る事来なと言わるか言えんか。今日はどう明日はどう、北も南も同じ事。これ違うか違わんか。言うたらよい。さあ/\もうこれ聞き分けにゃならん。もうこうして仕切りて一致出来たら、大いに守るが道。聞き分けずと、そんな事と聞き流ししては、とんと分かり難ない。さあ/\、まあ一つあら/\分かりたら分かる。女一人で子供二人掛けて行くは容易やない。これに添う者いつ/\までと思うた中に余儀無く事情。又後見難くい。こんな事して、せいでもよい/\と言うやろうなれど、思やん/\してみよ。来る者に来るなとは言えん。又頼んでも来るものやない。これよう聞き分け。あらそうと見遁してならん。見遁しては越すに越せん。越すに越せん事ありてはならん。この理よう聞き分け。聞き損いありてはならん。あちらから来るこちらから来る。来る事来なと言わるか言えんか。今日はどう明日はどう、北も南も同じ事。これ違うか違わんか。言うたらよい。
梅谷四郎兵衞より違いませんと答あり
さあ/\又々それ/\談示をして、ほんにそうであった、それではならん、と言えば、道めん/\一個として出て来る者、断り言わるか言えんか。これ分かりたら、何よりも明かいもの、広いもの。さあ/\又々それ/\談示をして、ほんにそうであった、それではならん、と言えば、道めん/\一個として出て来る者、断り言わるか言えんか。これ分かりたら、何よりも明かいもの、広いもの。
高井猶吉より一同相談して申し上げますと
さあ/\あらかた諭したる。一時取り立て、ほんにそうである、取り纏まれば、一つ理に申し立てるがよい。さあ/\あらかた諭したる。一時取り立て、ほんにそうである、取り纏まれば、一つ理に申し立てるがよい。