明治二十八年五月十日午後
教長昨夜南海より帰部、御身上手足自由叶わぬ事情御願

さあ/\一時を以て尋ねる処/\、身の障りはいかなる事と皆思う処、一時以て障りやあろうまい。前々事情一つ、ならん処どうなりこうなり治め来たる処、中に変わり、身に堪えられん処、何でも彼でも尋ね切りて/\。身に事情あれば放って置く事出来ん。一人掛かる処、今に今の理ではあろうまい。短い間と言えば長い間である。めん/\事情尋ね掛けるからはさしづに及ぼう。身に堪えられん事情より改め。あちらちょい/\こちらちょい/\の事情諭してある処、ほんに成程と集めてくれ。放って置けば置ける事もある。なれど身上に事情あれば放って置く事出来ようまい。ならん事情存命中の事情なら、一人をやと見て、ほんに頼り治めたる事情。又一つ代かわりて事情と言えば、さしづ一条で運び来たる。これまで何ぼも幾重のさしづもしてある中に、そのまゝの事情もある。よう聞き分け。人間心の理と又皆んな双方頼もしい理と聞き分けてくれ。一人に掛かれば一人に掛かりてある。日々身上に事情あれば勤められようまい。一人の心の理という。人間の理というは、よう聞き分け。多くの中に、どんな理もある。そのまゝにして置ける理と置けん理とある。皆んなそれ/\そも/\の理では治まらん。人間一人の理察してくれ。人間の心を以てこうという理は、言えば成程の事情もある。なれど、長う/\このまゝ放って置けば、どんな事情になるとも分からん。一時以て心の治まる理諭さにゃならん。安心さゝにゃならん。先は放って置かんと言うても、一時の心無くば、どんなたんのうさしても治まろまい。追々延べ/\の理は、今までは許し置いたる。なれど、ころっと一時成程の理を治めにゃならん。気を休めさせ/\という理は、これまで幾重にも聞かしてある。今までさしづの理を外したのやない、外さしたのや。これ一つよう聞き分けてくれにゃならん。
押して、安心は本席
さあ/\皆尋ね掛けたら一つ/\分かるやろ。もうこうと言えばこう治め掛けても、どうでも治まらん。いずれ治まると言うて今まで捨てゝ置いたる。どうでも治めてくれ。寄る寄らん戻る戻らん。戻ったかと思えば又出る/\。治め方一つで治まる。こうしてこういう事になれば、先々治まらん。先薄いという、先の理ある。先の事情があるで、早く取り替えてくれにゃならん。さあ/\皆尋ね掛けたら一つ/\分かるやろ。もうこうと言えばこう治め掛けても、どうでも治まらん。いずれ治まると言うて今まで捨てゝ置いたる。どうでも治めてくれ。寄る寄らん戻る戻らん。戻ったかと思えば又出る/\。治め方一つで治まる。こうしてこういう事になれば、先々治まらん。先薄いという、先の理ある。先の事情があるで、早く取り替えてくれにゃならん。
又押して
さあ/\皆談じ合うてくれ/\。一人も隠し包みは要らん。皆んなそれ/\事情以て話し掛けたら、こうなったという。身上に切なみ見て居られん。日々の曇り悩みは、なか/\大変長い間である。入り込んでだん/\諭す理から聞き分け。こうと言うても、又そうやないという事情を以て治めにゃならん。さあ/\皆談じ合うてくれ/\。一人も隠し包みは要らん。皆んなそれ/\事情以て話し掛けたら、こうなったという。身上に切なみ見て居られん。日々の曇り悩みは、なか/\大変長い間である。入り込んでだん/\諭す理から聞き分け。こうと言うても、又そうやないという事情を以て治めにゃならん。

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