明治二十六年一月二十九日
御用場所御普請願
さあ/\尋ねるやろ/\。時々以て尋ねりゃ、万事事情しっかり聞き取れ。幾重道、これを台と言う。台と言えば一つにはせにゃなろまい。何間何尺の事情はすっきり受け取れんで。取り消して了うで。さあ/\改め更え/\。
押して願
気の養いを知らんか。これまで伝わる道を見て、気の養う処を知らんか。いかなる処も知らんか。気の養いを知らんか。これまで伝わる道を見て、気の養う処を知らんか。いかなる処も知らんか。
押して願
さあ心に浮かぶまで放って置け。入り込んだらどんな事言うや知れんで。さあ心に浮かぶまで放って置け。入り込んだらどんな事言うや知れんで。
押して願
さあ/\事情押して尋ねる。何故やろうと言うであろ。心には判然分かろまい。分からんから日が延びる、月が延びる。今の今という、建家一条にては仮家建ちという。今日に建てゝ明日取り払うやら分からん。前々理に一つに諭してある。大層と思えば大層になる。公然は未だ早い。彼是事情思う。思わんから遅なる。さあどういう事情出るやら知れん。勇めば勇む。心の理に楽しみと言う。いかなる処も入り込むと言う、守護と言う。さあ/\事情押して尋ねる。何故やろうと言うであろ。心には判然分かろまい。分からんから日が延びる、月が延びる。今の今という、建家一条にては仮家建ちという。今日に建てゝ明日取り払うやら分からん。前々理に一つに諭してある。大層と思えば大層になる。公然は未だ早い。彼是事情思う。思わんから遅なる。さあどういう事情出るやら知れん。勇めば勇む。心の理に楽しみと言う。いかなる処も入り込むと言う、守護と言う。
押して願
未だ/\早い。これでこそ嬉しやなあと、得心発散の事情無けりゃいかん。未だ/\早い。これでこそ嬉しやなあと、得心発散の事情無けりゃいかん。