明治二十六年一月八日
辻忠作娘いそ身上願

さあ/\尋ねる事情/\、身上から理がありて、何でも彼でも分からん。何人ある。一人こうして一人こうという心で思えば成るであろ。なれど、よう聞き分け。一つ理諭し置く。どれだけ頼りどれだけ勝手という、いつ/\までという、いつ/\までといえど、身上に一つ掛かり難がなる。切なみあれば、どれだけ頼りといえど勝手がよいといえどどうむならん。旬々と言えば旬々理がある。それ/\こうという理に治めにゃならん。いつ/\までめん/\心でならん。どれだけ強み頼りといえど、身上から心発散一つ縁談諭して置こう。いんねん/\分からん。こうという心以て心運んで年限の事情、内や治めて了て安楽、これをこうして内々思えども、成ればよい、成らんにゃ思うだけ。どれだけ強いといえど、心に案じるという理が出る。どれだけの者でも、一寸は半番や俺がどうせにゃならんと言う。一つ/\委せるようになる。成るようにして行かならん。よう聞き分け。身上不足なれば、どれだけの事思たてどうむならしょうまい。よう聞き取りてくれるよう。

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