明治二十五年十一月二十四日
植谷浅次郎三十九才身上願

さあ/\尋ねる事情/\、身上一条理を尋ねる。さあ身の処にて事情ある。いかなると思う処、身が速やかならば、何も思う事要らん。一つは迫る。どんな話いかなる話、何程聞いても鮮やかならん。よく聞き取れ、一つ身の処迫る。迫るやない。これまで長い間運ぶ一つ理尽す。これは理受け取るなれど、身上堪いられんという。忘れるに忘れられん。一時身の処見よ/\。だん/\世上へ諭す処、めん/\聞き分けにゃ分かり難ない。一時どうではない。なれど聞き分けが第一。これだけ運び、これだけ尽す中になあと、内々更に持たず、よう聞き分け。諭す理言葉の理で、世上身上鮮やかと言うであろう。めん/\障りどうであろ。これ忘れるに忘れられん。そこでめん/\たんのう出けやせん。なれど、世上見て、いかなるもたんのう。内内諭してめん/\という。一時案じる事要らん。これ聞き取りて内々と言う。早く聞き取りてくれるよう。

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