明治二十五年十一月六日
松山マサ二十九才出産前後障り願
さあ/\尋ねる処の事情という、尋ねる処の事情という、前々に事情々々鮮やかという処、身の二つ事情、後々事情の処、大変なる事情という。よう聞き分け。軽く事情という。身の二つ鮮やか、一度話通り、前話通り。又事情速やかなりて、又後事情一時なるという処、間違うてある。これ詳しく諭して、人が危なき怖わき事情という。鮮やか一時、又前々事情、一時なるとは更々持たずして、早く聞き分け。ただ一つ事情では分からん。危なき怖わき事情鮮やか。又事情一時なるという事は更々無い。これだけ諭し置くによって、一時早く運んでやるがよい。