明治二十五年四月六日
葭内久道十四才身上に付願

さあ/\尋ねる事情/\、身上長らえてどうも心得ん。一時事情、いかなる/\もどうであろと思う事情、一時の処どうであろまい。一寸には事情大層。大層と言えば一つの心という事情ある。よく聞き分け。道々の処、めん/\一日も忘られん。なれど、道を通る。日々という、一時さいいかなるも重々思うである。一時大層案じる。一つの心を以て世上いかなる心、一時なるとは思うな。一寸は踏ん張る。掛かりというは、判然掛かり掛けたる事情、大き心の事情以て。一時大層々々と言えば案じる。一度一つ見にゃなろまい。これ一つ治めくれるよう。諭する事情、いんねん/\であろ。内々理に聞き分けて、いかなる理に治めてくれるよう。

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