明治二十五年十二月十八日
諸井ろく身上願

さあ/\尋ねる事情/\、事情に一つ事情という、いかなる事であろうという。一寸事情ある。どういう処よう一度事情やあろまい。二度三度事情、一寸珍しい事聞いて居る。生まれ子一つさづけという。たゞ有難い結構は言うまで分かりあろう。分かりありてこれまで追々諭したる。一名一人出越したる、何箇年経つという。精神これは受け取る。なれど、身の内障り無くては尋ねやしょまい。小人一寸心得んというは案じる事要らん。これもいずれ/\いんねん以て事情という。急く身上発散無くば案じる。案じてはならん。なか/\のいんねん聞いて生まれ子見澄ましてさづけという。なか/\事情。一名一人何箇年年が重ねて一つ、これも一つ心改めて事情運び掛けたる事情、こちらで尚々改めさして、所という、国という。ぢばに心運ぶ事情、親族それ/\事情諭してくれ。一寸始めて置くによって、しっかり聞かしてくれるよう。

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