明治二十五年十月二十四日夜
刻限話(大声にて)

さあ/\/\/\さあ/\刻限に知らし置いたる事情、早よう定めにゃ道を遅れるで。さあどんな道筋、日があるやら知れんで。一寸知らし置く。
やあい/\聞いてくれやい/\。うん/\/\。さあ/\始め掛ける/\。さあさあまあ/\大変なる事/\、もう始め掛ける。誰が言う、よう/\西東北南、中に西にもあり、東にもあり、北にも口あり、南にも口あり。さあ世界一度に映る、何が映るやら知らん。何が映るやら。いかなる事も刻限に知らしてある。これよう聞き分けてくれ。これよう思案すれば皆分かる。刻限に知らし置いたる。これ聞き分け理を運ぶ。聞き分け一事理に定めにゃならん。何でもないと思えば何でもない。これよう聞き分け。刻限の理に知らし置こう。

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