明治二十五年九月十一日
増井りん身上障りに付事情願(普請の事を御知らせ下さるのか、又はその外の事を御知らせ下さるのか事情願)
さあ/\尋ねる事情/\、身に堪えられん。一ついかなると思う処、尋ねる話という、一寸という、これであろうかという、そこえ/\という。一時の処何も思わくあろうまい。まあ同じ事情、めん/\左程一つ理あろまい。思う処は日々の楽しみであろう。なれど身上事情掛かれば楽しむ事出けんやろう。又出けん。いつ/\まで処同じ事さら/\要らん。一つ治まりて居れど又広くという、狭ばいという。今日はなあ/\と思う。一寸話し掛ける。又身も治まる。遙か事情そら/\持たず、ぼつ/\事情、たんのう治めてやるがよかろう。これ一つ諭し置こう。
押して普請の事でありますか願
さあ/\話し掛け、身上から思い掛け、幾重諭して置こう。善き処治めば旬々治め、いつ/\まで待ったて同じ事、十分互い/\たんのう治まるであろう。これ一つ諭し置こう。よく聞き分けて置かねばならん。さあ/\話し掛け、身上から思い掛け、幾重諭して置こう。善き処治めば旬々治め、いつ/\まで待ったて同じ事、十分互い/\たんのう治まるであろう。これ一つ諭し置こう。よく聞き分けて置かねばならん。