明治二十五年五月二十日(陰暦四月二十四日)
村田慶蔵身上より事情願

さあ/\だん/\事情諭しある、よう事情聞き取って聞き分け。何でもなきと思えば何でもない。話してある。これ何でもない。あんな者でも一つの理を立て、理の始まり一時の理が分かる。前々最初、どれだけの者司って、始め出したか。一人二人でない。月日だん/\理を映し、道を諭し、万事一つの道、元々一つの道を聞き分け、理を聞き分け。どれだけの者寄せようて、いかなる事を聞く。一つ/\の道が分かろう。よう聞き取ってくれ。道無き/\さしづ、一つの理と諭し、一つの理と理が治まらねば尋ね。間も暇が要るであろう。さしづだん/\用いて、一つの理と皆心を寄せて理を見るがよい。
押して、おさしづの理によって、檪枝村の堀内与蔵、七条の桝井政治郎引き寄せて下さるのでありますや願
さあ/\子供小人事情、一つ一時の処尋ねる。一つの諭、道の理、一つ/\改め事情運ぶ。身上速やか間違いあろまい。たゞ世界の理思う理であろう。何でもなき者/\古い者どれだけの者、司ってこちら引き出し、荒き者引き出し、司ってのっけ、元々発明どれだけ知慧、どれだけの学問道理の者といえど、元々一つの初まりを見よ。あんな者、こんな者というような、寄せて荒い道具にも、どんな道具にも使うてある。これまで蒔いたる種を埋り、成人すれば実がのる。その実の味わいの理を聞き分けて運ぶがよい。さあ/\子供小人事情、一つ一時の処尋ねる。一つの諭、道の理、一つ/\改め事情運ぶ。身上速やか間違いあろまい。たゞ世界の理思う理であろう。何でもなき者/\古い者どれだけの者、司ってこちら引き出し、荒き者引き出し、司ってのっけ、元々発明どれだけ知慧、どれだけの学問道理の者といえど、元々一つの初まりを見よ。あんな者、こんな者というような、寄せて荒い道具にも、どんな道具にも使うてある。これまで蒔いたる種を埋り、成人すれば実がのる。その実の味わいの理を聞き分けて運ぶがよい。

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