明治二十五年四月二十八日夜十二時十五分
本席歯の御障りより伺

さあ/\/\/\、変わった事やで/\。変わった事/\、どういう事と思う。事情々々日々事情々々、さあ/\変わった事やで/\。どんと心据えたる処、追々の心得事情、どういう事も話し掛ける/\。さあ/\このように成るとは分からなんだ/\。すっきり分からなんだ。一寸見えたる事分からん。十分聞き聞いて道が分からん。どういうもので年が更われば道が更わる。年々明日か/\、いつ/\まで思い出し、是非々々の理。おゝ何たる事とさら/\に持たず、十分の道、心の道、幾重一つの事、何たる分かって一つの理、だん/\の理であろう。重々の理であろ。何処の者であろ。それ/\危なき道も知らす。世上一つの道、何ぼ言うて聞かしても聞かん。聞かん道がある。何でも道があろ。問えば/\理がある。早く取り替え、早く入れ替え。あゝあんな事言うて居る。一つにはだん/\、一つの理を減らし、何程尽し、一つに一度何程よい加減の理。いかなる理もあろ。自然々々の理がある。どうも道が分からん。日々通り難くい。一寸これで通れば思やん。越すに越せん道がある。何の事とも分かろまい。よう見分け。めん/\でする事は是非があろまい。日々事情理が通る。道幾重道もあろ。あちらへずらり、こちらへずらり/\、めんめんそれ/\、危なき。ほんに成程たゞ一つの心という。

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