明治二十四年七月三十一日
炊事場普請御許しの願

さあ/\尋ねる事情/\、尋ねる処さあ/\普請々々一条。今一時どちらもこちらも仮家、十分の処というは先になるによって皆仮家。あちらも取り払い、何時模様変えるやら分からん。今にして今に取らんならんやら分からんで。切り無し/\と言うてある。いつまでの長い間を見ては、どういうものと思て切り無し普請。一寸年限知らしてある。十分経ち切り、一寸掛かり掛け。皆掛け出し普請。あちらも不足、こちらも不足。不足やなけらいかん。十分分かりてあるによって、一寸仮家普請にして、明日日に建て替えせんならんやら分からん。日々の処、切り無し普請という心持って、どんな建て方でもどんな事も許し置くによって、何時なりと心置き無う掛かるがよい。
同時、巽の角伊兵衞地所に三方へ石垣の御許し願
さあ/\決まり、一寸仮の決まりも無けらいかん。一寸仮にあちらの石、こちらの石寄せ、出けたかというは、又崩さんならんやら。何時なりと掛かるがよい。心置き無う許す。さあ/\決まり、一寸仮の決まりも無けらいかん。一寸仮にあちらの石、こちらの石寄せ、出けたかというは、又崩さんならんやら。何時なりと掛かるがよい。心置き無う許す。
同時、中山会長御居間古家取り払い御許しの願
さあ/\何時なりと、すっきり十分許し置く。さあ/\何時なりと、すっきり十分許し置く。
同時、おかぐら十二下り版木、前の分損じたるに付更に版木製作の願
さあ/\まあ今の処、別にこうという事情、実際に持たず、そのまゝじっくとして置くがよい。さあ/\まあ今の処、別にこうという事情、実際に持たず、そのまゝじっくとして置くがよい。
押して、暫く見合わせ置く方が宜しう御座いますや
さあ/\まあ/\今の処、そのまゝじいと用いて置くがよい。さあ/\まあ/\今の処、そのまゝじいと用いて置くがよい。

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