明治二十五年二月一日(陰暦正月三日)夜
永尾楢次郎身上大腹痛に付願
さあ/\身の内/\、さあどういう事、何時の事とも知れん、事情々々理がどういう理がある。何にも思わしくあろまい。事情にもだん/\どういう事情もある。見て一つ事情、分からん事情あろまい。見てから言うのやない、見ん先から事情、何時とも事情始まり、何時も計り難ない。これから一日二日三日順序一つ始まり、年の始まり、又始まり一つの理の始まり、身の内一つの理よく/\聞き分けて置け。何時とも分からん。身の内分からん処、どういう事情、皆これまでどんな事して来てある。これまでの事、一つ/\洗い切って、成程古い/\話の事情じゃない。この一つの理万事事情、これも一つの道や。道の理皆の事である。見てほんに言うまで分からん。先の理の話、これまで一つの理、重いも軽い理も分かる、黒き赤き理も分かる。一時身上迫るじゃない。早く悟れ、今一時今に出る。早いで/\/\。成らん理が出る。遠くでない。印も今まで。早く悟れ。何時とも分からん理である。どういう者も戻る。案じ/\の話やあろうまい。何にも案じる事は要らん。通って来たる事情、これより定めみたら分かる。早く事情いつとも分からん、何時分からん。一時では又四五日の間、一つの理分かれば理が分かる。いつ/\一時という。さあ/\早来る/\。