明治二十五年一月十八日
村田幸助妻すま身上障りに付御願

さあ/\尋ねる/\、尋ねる事情、身の処いかなる事であろう。一つ身上事情、一日一寸身上に事情あればどれだけ思う。なれどどうもなろうまい。日々の処、勤まろまい。どうでもこうでもなろまい。どういう理であろう、日々思う処、尋ねる。身上案じる事要らん。さあ/\長らくの事、長らくの日。めん/\思うは日々であろう。めん/\一つ事情、外々の事情に取らず、一寸通らねばならん。長らくではいつ/\までと思う/\。身上事情ありて尋ねたら、こういうさしづありたと、いつ/\まで忘れず、後々の処、これまで皆んな経ち来たる。古き事情あれば幾々ある、新しい中にいろ/\ある。長い道なら、どれだけと思うやろう。見れば見るだけ、聞けば聞くだけ、これ悟りて楽しみの事情、身上事情あれば楽しみが無い。年明けたら未だ/\と心治めて、心に理持たず、案じ持たず、楽しみ一時治めてみるがよい。

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