明治二十四年十一月一日
深谷徳次郎二十二才足の痛みより願
さあ/\尋ねる事情、身上という事情尋ねる。身上は前以て諭したる。一時事情速やかならん。人々一つの心いかなると思う。これまで並大抵の道やない。もうこれ世上明らかと思う。他に諭しに出るなれど、どうむならん。どういう処間違うてある。何が間違うてある。前々以て諭したる処、一寸は治まろまい。一寸には行こまいなれど、追々堅めるなら、治まる。成らん事情であろまい。又内々もよう聞き分け。こうならこうと治まりて、たとえ道の処何里の治める処、案じはあろまい。なれど、国々遠く道があろ。すれば、めん/\運び、月々何日出たという理治め。又、若きや/\、未だ早い/\。身の内とんとそこまで運ばなんだ。内々事情治めてくれ。よく事情諭してくれ。