明治二十五年六月二十六日
村田長平小人慶蔵夫婦の事情に付願

さあ/\事情尋ねる処、前々以てさしづに及ぶ処、夫婦と言うて諭したる処、一つには一時何時なりと、と諭したる処、尋ねる。尋ねば一つ諭そう。今一時互い/\一つあちらこちらという。つい/\事情定まれば理も治まる。先々楽しみ、今一時に尋ねる。一時三名の処、中一つの処と定めて、事情治めて運べ。
押して願
さあ/\それはどうせと言わん/\、ならんとは言わん。心という理治めば、生涯治まる。一つ互い/\理治まれば治まる。それより治まる理は無いで。よう小人たる処、一時運び、一時一寸どうであろうと思う。その心を治めてやれ。それより年年月々の心無くば一つの理と言えまい。これ一つ諭して置こう。
続いて万事運ぶ処の事情治まれば、長平の身上の処も治めて下されますや願
さあ/\事情々々、事情も心に掛かりて一つ尋ね難くい理であろう。尋ねば一つ諭そう。一人の処いかなる。それ/\事情運び、なれど未だという。なれど何名暮らす中、人々一人の心以て治めたる処、人々一人知らず/\、中に添う処、いんねん寄る処、いんねんよう聞き分け。一人の心さんげい第一という。これ今一時どう成ると思う。なれど先々楽しんで一つの心治めくれるよう。さあ/\事情々々、事情も心に掛かりて一つ尋ね難くい理であろう。尋ねば一つ諭そう。一人の処いかなる。それ/\事情運び、なれど未だという。なれど何名暮らす中、人々一人の心以て治めたる処、人々一人知らず/\、中に添う処、いんねん寄る処、いんねんよう聞き分け。一人の心さんげい第一という。これ今一時どう成ると思う。なれど先々楽しんで一つの心治めくれるよう。

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