明治二十四年八月二十四日
沢田重左衞門伺

さあ/\一時以て尋ねる事情、前々事情諭したる。一つの理こゝの思やんこゝの思やん。一つ道という理がある。道という心を治めてやらにゃならん。十分諭し十分いかなる道も通り、いかなる山坂も越したる理、十分受け取る。一時の身上に迫る、何たる理一時の事情身の処うっとしいと言うなれど、一つの話いかなる聞き取りて、一時の悟り難しいな理である。一つは大層な諭、事情直ぐと理を以て、他に一つ世上理を運び、一つには気に掛かる理がある。世界の理を以て弘めにゃなろまい。一つは映さにゃならん。早く事情諭してやれ。心の理まで諭し置く。道のためなら幾重の理、聞くまでの理。一時早く事情以て諭してやれ。さあ/\一名こえ直ぐとやるがよい。一名明らか世界明らか。それよりだん/\明らか事情、よく聞き取りて置け。

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