明治二十四年七月六日
吉岡栄蔵妻さと二十六才身上願(近江国甲賀郡角井村大字百済寺)

さあ/\尋ねる事情/\、皆一つには尋ねる一つの理を聞き、前々事情無くば聞く事出来まい。追々尽す事情によって話する。長らえ身の不足だん/\心尽す身が不足なる。どうなれこうなり理を聞き分け、一つの心治めにゃなるまい。身の処大層。一時どうとも言わん。心に安心事情通り世上を見てそれより治め。又結構の理もあろ。こうして尽す/\運ぶ理を含んで、どういうものであるとは必ず思わずして、心を治めくれ。十分案じの理も治めてくれねばならん。この理をよう聞き取って諭してくれるよう。

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