明治二十四年六月一日
篠田ゆき二十九才身上願

さあ/\身の処事情尋ねる。一時どういう事でこれまでの処事情分からず知らず、日々の道もある。それ/\事情身の処事情分かり難ない。身の処別段の事情早く取り直せ、聞き直せ。たゞ一つ心思やん。聞き直せ、取り直せ。思わく一つ掛かり、一つの事情これより先々事情治まるであろ。一時早く一つ運ぶ事情はじとして、思わく一つ発散。前々の処最初一つに掛かりの心に持って理が治まり、思わく散乱散乱の心、前々一つの心生涯治まる。一つ早く急く事情、先ず/\入れ替え矯め直して、運んでくれねばならん。

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