明治二十年三月十六日(陰暦二月二十二日)午後二時
刻限御話
さあ/\この世に機械が悩んで居る。米も沢山、水車も沢山ある。ありながら、どうも機械が揃いない。それで、どうも白米にする事が出来ん。機械が揃いなけねば、一人の機械も使う事出けん。それ/\へ身の内障り付けてある。水も沢山、どうで白米にせん事には喰べさす事が出来ん。こゝをよう聞き分けて、たんのうしてくれねばならん。
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さあ/\この世に機械が悩んで居る。米も沢山、水車も沢山ある。ありながら、どうも機械が揃いない。それで、どうも白米にする事が出来ん。機械が揃いなけねば、一人の機械も使う事出けん。それ/\へ身の内障り付けてある。水も沢山、どうで白米にせん事には喰べさす事が出来ん。こゝをよう聞き分けて、たんのうしてくれねばならん。