明治二十四年十一月十六日
桝井伊三郎願(昨日身上より夜分尋ね出るようと御聞かせ下されあり、これは皆揃うて出るのでありますか、一名一人宛でありますか。)

さあ/\話し掛けたら理が始まる、理が留まる。刻限事情聞いたる。尋ね事情、あちらこちら事情集めて事情遅れるから、これから理がある。元々の理があって理がある。内々あちらの身、思やんの外じゃ。分かる分からん、刻限の事情知らしたら改め。取り損わんよう。身上不足さい無くば、何にも思う事はあろうまい。日々楽しみ通って、笑い/\暮らす。身の処あちらやこちらや皆不足なって、これ第一聞き分け。前々前々諭して、はっと忘れる。どんな事も見るであろ聞くであろ。皆んな見遁し見遁されん理を聞き分け。同じ兄弟互い/\深きいんねん、皆兄弟この理聞き分け。種を植えにゃ生えん、蒔かにゃ生えん、育てにゃ育たん。修理々々。上に乗って何かの処、互い/\一つの理にも持って、どれから一つの種、一つの理から皆揃うて一つの理治めてくれるよう。誰のもの彼のものでない。可愛々々理を諭し、遁れるよう、言うまでやあろまい。互い/\の理にしいかり聞いてくれるよう。

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