明治二十四年十一月十五日夜一時
本席御身上より願
さあ/\/\/\/\、ウヽヽヽヽアヽヽヽヽアヽヽヽヽウヽヽヽヽアヽヽヽヽ、さあ/\/\/\/\/\、話や/\/\。さあ/\/\/\/\/\、どれから話そう、何から話そ/\/\。さあ/\/\、だん/\/\、さあ/\/\いかなる事/\、どういう事もさっぱり洗い切る、すっきり洗い切る。洗い切って立て替える。洗い切らんければどうもならん。いつ/\までもごもくや。ほこりだらけ。すっきり洗い切る。これより一つ引き受けたと言うは、どうも受け取り難くい。洗い切らねば、どうしてもこうしても受け取る事出来ん。大抵々々は見遁し、暫く見許して来た。これから見許す事は出来ん。心に理が無くば幾度説いても分からん。身上からさしづ、一寸さしづがよかったなあ、さしづ気に喰わなんだと言う。その場だけ、さあ難しい事は言わん。早い理に諭す。まあ結構と思う。だん/\道を諭す。うっとしいようではどうもならん。話や/\/\刻限や/\と言うても、判断を付けんならんようではどうもならん。諭し悟りでは分からん。刻限の話よう聞き取れ。口中に含む理、これからというは、うっとしいなあと言えばうっとしいなる。明らかなら明らかなる。何も紋型も無い処から伝わって来た道、刻限の話嘘があるか。よう聞き取れ。神やしきぢばという理取り損いしてはどうもならん。うっとしいようではどうもならん。明らか/\すっきり掃除、掃除するには話せねばならん。このくらい運び、これくらい尽して居るのに掃除々々何でやろうと思う。よそのほこりは見えて、内々のほこりが見えん。遠くは明らか。近くはうっとしい。これ元が濁る。身の内かりもの/\と聞いた時だけ。一日経ち十日経ち言うて居る間に、二十日経ち遂には忘れる。一寸箒を持って掃除するようなもの。初めは少しの埃でも掃除する。なれども、もう箒は要らんと言う。さあ積もる/\。ごもくはすっきり浚い、明らかなら心に心配は要らん。心配するというは心に曇りあるから。今日の日は遊びに行く。天気と言えば結構、あたゑも十分と言えば楽しみやろ。なれども、さあ出ようとすればあたゑは少なし、うっとしい風が吹く。さあ楽しみとなるか。よう聞き分け。可愛から口説き話やで。しっかり聞き取れ。これ言えばどうやら、これ言えば入り難くい出難くいというようでは真のより兄弟と言えるか。遠慮気兼人間の義理を病むは一のほこり、悪気とも言う。さあすっきり掃除、明らかならばどんな雨風でも怖わい恐ろしいは無い。すっきり掃除をして心に錠前を下ろして置け。遠慮気兼は要らん。すっきり要らん。遠慮気兼はあってはどうもならん。遠慮気兼あっては真の兄弟と言えるか。互い/\の疑いは神の理やない。このやしき神やしきと言う。どのようにも言う。皆伝えるよう。すっきり掃除が出来ねば寄る理は無い。大抵の道は説いてある。そこで、二度三度五度六度七度までは、もうであろうか/\と見遁してある。すっきり掃除出来んようでは払うまでやない。めん/\より払われる理を拵えるのやで。さあ/\雨風一時間の戦いでどうであった。火の中いかなる中も怖わい恐ろしいという理は無い。めん/\日々尽す。それ相応のこうのうの理は皆それ/\返やす。日々の塵を払えば綺麗なもの。ごもく/\、雨が降れば流れ、風が吹けば後へ返り、どうもならん。めん/\皆身上の理がある。よく聞き分け。子供という、親という、親は辛抱して、この物は数無い物や、残してやろ、と言うが親の理。上と言えば上、兄と言えば兄、親と言えば親の理。しっかり聞いてくれ。分からん事は尋ねてくれ。又々席の上これだけ話して置こう。