明治二十四年十月三十一日
桝井伊三郎身上障りに付伺
さあ/\身の処/\、事情尋ねる一つの事情諭し置く。心得の事情、何思えども、どういう事を諭されん。一つの処心得ん。一時堪えられん事情、日々の処運ぶ処、それ/\の事情、身の処心得ん。よう一つの事情、めん/\身が不足、何思う事はあろうまい。内々何思う事は無い。一人の事情先長くあろうまい。一時運び替えて、楽しみ替えて、一つの事情聞き取って、何か一人の事情、長く事情じゃあろまい。これでたんのう聞き分け/\。
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さあ/\一つの話し掛け、一時の理も分かり、一人めん/\一人の事情、これまで見ず聞かず、長い日柄である。一人の事情、内々何も不自由々々々聞かず/\、長長の事情あろ。先々の心一つ生涯の事情、尋ね返やせ。尋ね母一人これまで長く道中たんのう、一日内々何にも不自由は無い。たんのうも一日、これをよう聞き分けにゃならんで。さあ/\一つの話し掛け、一時の理も分かり、一人めん/\一人の事情、これまで見ず聞かず、長い日柄である。一人の事情、内々何も不自由々々々聞かず/\、長長の事情あろ。先々の心一つ生涯の事情、尋ね返やせ。尋ね母一人これまで長く道中たんのう、一日内々何にも不自由は無い。たんのうも一日、これをよう聞き分けにゃならんで。