明治二十四年十月十五日
春野事情及びいと身上伺
(増野正兵衞前々身上よりおさしづに預り又清水与之助より身上御知らせに付、内々へだん/\運び下され、又神戸春野利三郎参詣し、これもだん/\御話伝え、又内々治まりの話も、本人より梅谷四郎兵衞の家内妹を貰い度く申し居り、然るに、いとの処居所右の方腫れて参り、これは如何なる処違い居るや伺)さあ/\談示これまでの処、願う伺う一つさしづ、尋ねる一つさしづ、これまでだん/\さしづ、旬々の道を以てめん/\一つ分かろうまい。一つそれ/\始め掛けから一つ理を以て何かの処、一時諭したる処、一時変わりてどういう事である。これまで十分運ぶ理は日々の理に受け取る。又一つ身の処、何ぼでもならん。又変わりて一つ一時分かろうまい。何ぼでも分かろうまい。よう聞き分け。大層という事情はならん。これだけはという。大層は一時ならん/\。めん/\こうという、こうしとけと言えばこう。さしづ一つこうしとけと言えばこう。一つ理を以て万事こうと言わん。一名こうと言えばこう。人々一つ諭し置いたる理がある。よう聞き分け。それで楽しみの理がある。身に一つ不足あっては楽しみとは言えん。小人一つ他に一つこうと言えばこう/\、めん/\鮮やか治めて置かんならん。めん/\心に運んでみよ。一つ運び過ごしでもならん。思い過ごし、運び過ごしはどうもならん。談示一つの理、皆んな運ばしてある。一寸身上治まれば一寸楽しみ、成らん事はどうもならん。そこで、よう聞き分けんにゃならんで。
押して伺
さあ/\なあ、どんと理が二つになり、そこで理が分かり難ない。他に一つ事情、一時の処人という。治まり難くいこれ一つ理、又内々一つの理は二つなる。まあ一時尋ね返やす処、見分けてやらんならん。聞き分けるより見分け第一やで。これ心に掛けてくれんならん。さあ/\なあ、どんと理が二つになり、そこで理が分かり難ない。他に一つ事情、一時の処人という。治まり難くいこれ一つ理、又内々一つの理は二つなる。まあ一時尋ね返やす処、見分けてやらんならん。聞き分けるより見分け第一やで。これ心に掛けてくれんならん。
又押して
さあ/\あちらへ掛かり、一つかと言えば二つ三つ、とんと治まり難ない。尋ね返やす。一時運ぶ処、生涯定める処、見分け、聞き分け。見分け第一。一時道は結構な道、めん/\こうという理は大いに相違する。そこで聞き分けにゃなろうまい。こうと言えばこうになる。ふわ/\暮らさんならん。どんと忘れる日は無い。それは聞き分けるより見分け第一。どうしたなら日々忘れる。どんとどうむならん。一つの理でありて一つの理、二つ三つに分かれてある。見分けてやれば理が弛む。一つの理に治まる。どんとどうむならん。一つから二つ三つ理が分かれる、見分け第一、これが第一の理である。さあ/\あちらへ掛かり、一つかと言えば二つ三つ、とんと治まり難ない。尋ね返やす。一時運ぶ処、生涯定める処、見分け、聞き分け。見分け第一。一時道は結構な道、めん/\こうという理は大いに相違する。そこで聞き分けにゃなろうまい。こうと言えばこうになる。ふわ/\暮らさんならん。どんと忘れる日は無い。それは聞き分けるより見分け第一。どうしたなら日々忘れる。どんとどうむならん。一つの理でありて一つの理、二つ三つに分かれてある。見分けてやれば理が弛む。一つの理に治まる。どんとどうむならん。一つから二つ三つ理が分かれる、見分け第一、これが第一の理である。