明治二十四年十月八日夜
山沢ミキノ上げ下だしに付願
さあ/\尋ね返そ。尋ねる処どうもならん。尋ね刻限の話、刻限の諭、事情中、尋ねにゃならんから尋ねる。何度尋ねる。あちらの子供、こちらの子供、万事一時又事情分かり難ない。小人夜々、昼は十分勇んで、夜になると上げる、下だる。夜々一つの事情、どういう事、よく聞き取らにゃならん。昼は昼とて、夜といえば一時小人変わる。あちら変わる事情理諭し、間違わぬよう、よく聞き分け。どういう事でどうして、こうして、あちらの理が分からん。昼という事情、快う、潔う、夜々何たる事情。昼あちらの事情手が入る、夜々何か万事運ぶまい。親々事情、万事日日の事情、昼とてあちらへ走り行き、こちらへ走り、誰々事情、一日の日事情起る。たゞ一人の事情あろまい。親々どういう事である。あちらこちらから万事聞き取りて置かねば分からん。二人親々今夜々々々々もせくやら、何でと思うて居る。夜々の処、小人たる処の理、親々の昼の中、又々それじゃ知らず/\日を送り、順序理にあかるであろう、さしづ通りやで。