明治二十四年六月三日
梶本松治郎妻うの身上より小人ミチ障りに付願
さあ/\だん/\に身上に一つ事情あって替わる/\。第一身上一つ、第一の処堪えられん処、第一身上小人という、いかなる事であろうと思うであろう。事情聞き分けて置かねばならん。身上にどんと不足なった事情なら、いかにこうと思えども楽しみなろうまい。通られんといえども、話聞いて鮮やかなれば、話は間違わん。内々事情、小人一寸は何かの処聞き取れ。前々より伝えてある。一度二度の話やあるまい。長らくの道にも、聞いて治めて居るやろう。古き浅きはない。数改めるは古き、一寸には思わく、それ/\思えど言えまい。長らえて道すがら、これまで通り来たる道、尽す一つは道という。救けりゃ救かる、思えば思う、回れば回る。この理第一諭し置く。ものまあ一時と言うて言えん。伝えたる理は運ばにゃならん。いかなる理も運ばにゃならん。よく出来たという。陰日向、この理さえ定めて居れば。これだけ諭すによって、しっかりと聞き取らねばなろうまい。