明治二十四年五月二日
本席身上御障り願
さあ/\身上に一寸不足なる。不足なればどういう事であろうと皆思う。尋ねば一つのさしづ、もう事情と言うて難しい事は話し掛けん。話し掛けた処が行くやない。難しい事を言うて、話し掛けると案じる。身上から尋ねるから一つの話、皆それそれ聞いて一つの心を持たねばならん。身上不足なるはどういう事と思う。これまで前々だん/\伝えたる席順序難しい。何でも無きようで難しい。理は一つで幾重の理もある。その理が難しい。前々に席事情、遠く一度、連れて通りた道という。連れて通りた中、治まる日までの道にいかなる不思議、一つの功があったが、どんな事もさしづという。よう聞いて置け。あゝ不思議であったなあと言う。さしづを以て運べば自由という。この理は大きな理や。自由という理聞き取れと言うての話、よう聞き分けねばならん。前々にもあんな話も聞いたが、その道は未だかいなあと言う。速やか晴れん。年代の道を言うたなら、さしづという事情を以て、さしづの理を受けてするなら、間違う事は無い。身の処不足なる。くどう話伝えてある。身の治まりと言う処、よう聞き分けて発散。何程遠くの所といえど、辺所といえど、自由は日々という。又一つには世上に道があって、道を伝う心があって、心を治まる。さしづを尋ねば、間違うようなさしづはせんで。なれど、聞きよう取りよう諭しようで、皆々間違うてある。たすけ一条なら、こういう理で万事心に寄せて、万事悟りくれるよう。