明治二十四年四月二十九日
前おさしづにより、日々事情を以て本席へ願い出る処、願い人一人書取一人の外、願い人は連れて出して貰いましたものか又それはなりませぬものか事情願
さあ/\事情尋ね返やす処/\、尋ね一条の理、身の処障り、一つには方角、又は縁談、身上の事情尋ね出る処、大抵見分ける。一度のさしづ一度の事情。縁談不思議、皆んなそれに話の事情で分かるようになれど、どうでも一度なあという事情運べば許そ。いつまではどうもならん。こうして許そ。こうして障り無い。何処から何処まで分かり難ない。事情尋ね一条諭はなか/\の事情でない。さしづに間違うような事は無い。悟りの理によって間違う。願い人一人、書取人一人、それ/\事情によって許そ。何度の事情諭すれど、どうもならん。日を経てば誰も/\と言うてどうもならん。尋ねさしづの事情はあちらの話、こちらの話、一つの理に幾重の事情になる。だん/\話し合うてよく聞かねばならん。