明治二十年十一月二日午前九時
深谷源次郎伺(細道の時おふでさき写さして貰おうと思いて人を頼みて御伺いせしも、さしづにより深谷本人が参りて伺)
さあ/\第一の処言伝け業ではいかん。実を聞けば実を聞かして置こ。長々の道を通れと。多くの道を通れば実を知らそ。先ず/\の処、まあ暫く。その上の処、ふでさきに知らしてある。さあ一本の木/\栄え、真実尋ねば、同んなし一本の根である。見た者もあれば、聞いた者もある。余る処、ふでさきがある。又々。