明治二十四年二月八日(陰暦十二月晦日)夜十時半
教祖五年祭御願の後にて引き続きおさしづ
さあ/\一寸休み、又一寸休み、身上の処障り付け、話し掛ける。どんな話、刻限以て話す。尋ねての話、二つの理を聞き分け。刻限というは、どういう事と思う。違わんが刻限。刻限の話を聞いて、何も彼も運び、これから十分のさんげさして来た。仕難くい処もいろ/\話しても、理が分からねば何にもならん。身上に障りあれば、どうでもこうでも話さにゃならん。むさくろしいものは、掃除せにゃならん。可哀そうな事や。もう/\頼もしい道が見えてある。なれど、めん/\心よりする事はどうもならん。今の道を見て居りゃ、うまいものと思うやろ。取次何人、なかなかの道である。長らく通りた道筋、いつ/\までも皆残る。あゝ帰ったか、早かったなあ、どうやこうやと言うが、なか/\の理である。これまでの処、難儀苦労の道を通り来た。よう聞き分け。蒔いた種さえ、よう/\の事で生えんのもある。蒔かぬ種が、生えそうな事があるか。根性の悪い話すると思うやろ。だん/\に土台を入れて固めてある。なれど、あちらが弛み、こちらが弛みする。四方正面鏡やしきという理が明らかなれば、何が弛もうに。これよう聞き取れ。いつ/\の理に楽しんでくれるよう。