明治二十年十月二十三日
大浦伝七長男武治郎六才八月十七日よりの腹痛治まらずに付おさしづ願

さあ/\/\小児たる処、これどういう処もこういう事も聞き分け。子供の処いかなる処事情聞き分けすれば、一寸実正聞き分け。どういう道すがらの道、真実あればこそ一つの実正なる処、成程々々これまでこう聞き分け。銘々ほんに成程安心と思えども、安心出け難ない。かしものに不足沸かしてある。これだけの一つ事情理を聞き分け。かりもの一条をよう聞き分け。理を聞き分けて世界皆兄弟の理分からずでは、見るに見られん。不自由して居る。身の迫り難儀する者も同じ兄弟。かりもの世界の順序身の一条、早くいかなる事情分かる。世界そうもならん。不自由でならん。成る者も成らん者も、難儀する者も、同じ兄弟やで。銘々日々兄弟なれば一寸一つやれ/\可哀そう心を定め。知らん間は何も分からん。理を聞き分け。聞きたる処誠存心定め。ほんに良かったなあ、誠やなと、一寸悩み速やかなら、直ぐに尋ねに出るよう。
前のおさしづ頂きたる処、身上未だ速やかならんに付、後日重ねて願
さあ/\前に一つのさしづ頂いてこれならという順序、何かの処聞き分け見分け。憎い、可愛の隔て無い。心定めて。どうせ、難儀さそ困らそという親は無い。痛み悩みもどんな道も育てゝやれば、身が治まる。速やかなれば、一時そのまま、尋ねに出るがよい。さあ/\前に一つのさしづ頂いてこれならという順序、何かの処聞き分け見分け。憎い、可愛の隔て無い。心定めて。どうせ、難儀さそ困らそという親は無い。痛み悩みもどんな道も育てゝやれば、身が治まる。速やかなれば、一時そのまま、尋ねに出るがよい。

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