明治二十三年五月二十三日(陰暦四月五日)十一時
山瀬伺(郡山)
さあ/\身上一条の事情一点尋ねる/\。一つの理諭し、事情聞き、どういう事情聞き分け。難しい事情は言わん。これ日々の処出入れど、十分受け取る。世上身の処心得ん、どういうさんげしてと、日々に思うて居る。事情ある。いんねん/\、事情を以ていんねん。心の理/\どんと分かろまい。軽き事情もあれば、重き事情もある。一時の事情もある。長らえて一つ世界日々に尽す処、十分内々の治まりある。身の処心得ん。治まらん。同し神の子供、皆救けたい救けにゃならん。世上救ける。どうでもならん、身上ならん。不足だん/\不足々々十分不足、成った事情の事情、世界は覚束無き、だん/\事情聞いて治まりあれば、第一事情聞き分けねばならん。案じ要らん、案じてはならん。日々心得ん/\治まる。ついに心に治まる/\。もうどうでも/\こうでもならん。同し人間同し神の子供。あの身なら/\一つの心を定めるなら、諭は生涯諭と思えよ。