明治二十三年五月二十一日
今川聖次郎腕痛む身上願
さあ/\身上の事情心得んという処、どれだけ何でもどうでも、身上の事情ある。長らえてどういう事であろ思う。まあ多くの中広く/\十分広く中の事情、所々めん/\の事情、元々長らえて尽す。とんといかんな思う事、広く多くの中という。多くの中、いろ/\どんな中、一つの理で治まるものである。古き中思うようは運ばん。思うように行かん。身上の事情よう一つ聞き分け。先ず/\始め掛け。先ず先ず見え掛け。めん/\多くの中の理、一時一つの事情にて、尽す理は受け取ってある処に、事情運ぶ。思わく運べ。世上遠く始め掛けたる処、善き事も留まればこれはという処も留まる。一つ善き処の理の留まる一つの理、これ一つの理を始め掛け。いかなるもたんのう。身上からこうさしづあった。実々先ず/\の理の理がある。善き事も留まる。元一つという始まるという。小さき事は小さきもの。大きい中一つの事情何たる処、一寸の掛かり、気休めの処、十分の理を下ろす道が付く。先ず/\の事情、よく事情聞き取ってくれるよう。