明治二十三年四月十日(陰暦二月二十一日)
磯村卯之助眼に黒星廻り紅色を発するに付伺
さあ/\尋ねる事情一つの話一つの理、長らえて事情/\、不自由々々々の理に困る。一時早く事情思う。言うまでの理。日々の尽す処十分受け取る。一時不自由不自由。年限の事情聞いては置かん。楽しみの事情もある。印一つの理があれば、前前尋ね、一つ何でも一つと、一つの理を伝い、年限々々日々の心である。さあ一寸の印一つの理がある。何でも、何でも彼でも理という。長くの事情とは言わん。近く待つである。事情聞かそ。そうして一つの理を聞き、長く事情やな思わず、一度生涯の理を諭しある。年々難しい/\理思わず、日々心を休めて楽しみ、不自由一つ楽しみ、楽しみあろまい。事情いずれ世界という。生涯あろ/\、あろかを、取り直せ。事情あろまい。先ず/\心を休めて、一寸に一寸の理印がな、急がずして事情々々だけ運ばねばならん。運ばさにゃなろまい。一寸の印楽しみの台。心鎮めて、もう生涯の心を持たずして、日々という。