明治二十三年十二月七日(陰暦十月二十六日)夜十時
会長たまへ御結婚御盃を本席より御始めなされし際の御話
さあ/\やれ/\待ち兼ねた/\で。さあ今日までの日待ち兼ねた。これまでいろいろの道を通し、それ/\又候今日又候道を通し、これまで通し、並大抵ではあろうまい。見たであろう、聞いたであろう。一つの理も治まる。これよりいかなる理も治める。皆一つの心に/\何か事情、これより一つの事情待ち兼ねた。今日はよう/\定め一日という。これより道が定まれば治まり来る。やれ/\これで又後々急く。これより又々の道だん/\に運んでくれるよう。一条の心十分、これまでどうもならん、紋型無き処速やか事情、分からん/\道を通し、話通り皆この通りになる。もう先々の話して置く、聞かして置く。これより聞き取って目出度う一つの理を治める。