明治二十三年十一月二十二日(陰暦十月十一日)
御諭

さあ/\一寸話掛けたら始まる。長らえ/\ての事情、よき旬という事情の定まりある。いつ幾日何年という証分からん。これまでの諭し、後先の事情ある。始め掛けたら治めにゃならん。いつからと言う。めん/\心出し難くい。旬と言うてある。旬が外れたら、どんな心の理が出るやら知れん。言い掛けたら仕切って言い掛ける。治めにゃならん。何遍さしづしたかて、聞いたなりや。案じの道を見てめん/\の心思え。案じた道の事情を見て、今一時を見て、何程の旬を見よ。今日に言うて今日に成らん。速やかなる道を治め。それから世界の事情治めば案じ無い。実々と思えば実となる。案じ/\の理を見て事情何か見て旬を見て、日々に遅れてある、道が皆遅れてある。道は話通り十分に付けてある。心一つの理を以て、互い/\の心を持って、あちらでぼそ/\、そちらであらこら言えば直ぐの道を通られやせん。心を皆純粋に治めてくれ。陰で言うより前で言え。いかん事はいかんと陰で見て陰で言わんと直ぐに言え。陰で言うたら重罪の罪と言わうがな。

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