明治二十三年十一月二日
寺田国太郎身上障り咳出て機嫌悪しく夜泣きするに付願

さあ/\小人々々の処、小人の身上咳くという処、尋ねる処、よう事情聞き分けて、それ/\いつ/\まで事情、よう/\の道を運び、よう/\の事を思えど、どういう事であったと思うは事情である。さあ/\先を思うは事情あろうなれど、心一つ成らん事情であるまい。世界見ればどういう事情、こういう事情聞くであろう、見るであろう。小人末というはどうであろう。理で立って一代という。これよりは先長く事情である。末一代小人というは、何たると思う。日々という、何にも案じる事は要らん。案じる理は持たず、楽しみの理を以て事情という。世上いんねん一つの理を以て世上見れば、どれだけのいんねんもある。世上から見れば何たると思う。よく聞き取って、互い/\小人一人頼り、いつ/\事情聞き取りて、さあ小人どれ出直しであろう、誰出直しであろう、日々思うであろう。事情は二つ一つの理である。又々事情、三年先という。三才事情計り掛ける。いつ/\出直し、どちらの事情思わずしていんねん一つの事情、互い/\一つの理を以て事情という。これをよう聞き取りてくれるよう。

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