明治二十三年九月一日(陰暦七月十七日)
中山会長胸のつかえ、咳出で身上御障りに付御願
さあ/\だん/\身の処尋ねる、尋ねにゃなろまい。前々に一つの事情あって出越す処、理を許し、遠く出越してから大変な事情を思う。これ聞き分け。一寸には大層のように思う。時々道を以て諭したら楽しみの事である。めん/\の事情聞いて治めて居る。道は幾重の道もある。なれど俄かな道なら心働かせねばなろまい。いつまでと思えども身上に不足あればどうもなろまい。生身の身体なら俄かにどう成るとも分からん事が、心に治めて居るやろう。思えば末々の楽しみの理を治めにゃなろうまい。今見て言うのやない、今聞いて言うやない。どんな所が無いように成るやという事は知らしたる。世上の心に一つの理をたゞせ。身上一ついつ/\身上大丈夫と諭したる。身上一ついつ/\身上障りと言えば、よう聞き取りて身上案じる事は無い。身上大丈夫と諭したる。身の障りと言えば、時間という事情はたゞ一つに止まるという。しっかりと聞き取って難しい日があるで。これは道が一つの理を治めて居れば、どんな難しい道でも通すで。さあ/\前々の身上から刻限の事情。理を合わせ道も楽しみ、理を治めるなら身は直ぐと治まる。